今回はBougeRV(ボージアールブイ)の「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」を本音でレビューします。
夏の暑さ対策&持ち運びができる「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」が登場!
- 夏の暑さでも快適にキャンプしたい
- 1年を通してアウトドアを楽しみたい
- 車中泊にも使える冷房機器を探してる
- お手入れが楽で操作が簡単なものがいい
- 見た目のお洒落はマスト
- 機能性が十分でパワーがあるもの
持ち運びができる「ポータブルエアコン」の中でも十分なパワーがあり、パワフルな稼働力でアウトドアライフを快適に過ごせるアイテムです。
外でも自宅にいるのと変わらない快適さ
それでは、実際に使用した感想も踏まえて詳しくご紹介していきます。
この記事は、BougeRV(ボージアールブイ)様より製品をご提供いただき作成しています。
提供していただいた製品ですが、良い面も気になった点も正直に、1ユーザー目線を心がけて執筆しておりますので、購入時の参考になれば幸いです。
BougeRVについて
BougeRV(ボージアールブイ)は、アウトドア派の冒険家たちによって2017年に設立されました。
ポータブル電源やソーラーパネル、車載冷蔵庫 (ポータブル冷蔵庫)などのアウトドアや防災時に役立つアウトドアアイテムを中心に、アメリカをはじめ世界約50カ国に市場を拡大している大人気ブランドです。
日本法人は2022年東京都台東区にBougeRV Japan 株式会社が設立されました。
製品スペック
BougeRV「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」 |
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製品サイズ |
51.6cmx30.7cmx35.5cm |
重量(約) |
14.6kg |
冷却方式 |
コンプレッサー式 |
冷房能力 |
1100W |
動作温度範囲 |
16℃~43℃ |
付属品 |
本体×1 吹き出し口カバー×2 前面の吹き出し口カバー(上)×1 前面の吹き出し口カバー(下)×1 122mm排気ダクト×1 162mm排気ダクト×1 ダクトエンド1×1 ダクトエンド2×1 1.2m排水ホース×1 ネジ×3 |
販売価格
ポータブルエアコン「1100W/4000BTU」の特徴
製品開封の様子
このタイプの電化製品となると、届く段ボールの大きさもかなりなもの!
開ける前のワクワク感♪
開封後は一番上に同梱物とダクトホースがあります。緩衝材もしっかりめに梱包され運搬時の衝撃対策もバッチリです。
緩衝材の下にはポータブルエアコン本体が箱にピチッと収まってます。出す時はハンドル部分を持つと取り出しやすいです。
本体側面には電源コードが付いています。
本体を取り出すと養生テープでもしっかり固定されていました。輸送時の衝撃からも保護され、とても丁寧に梱包されてます。
本体の液晶部分には保護シール。後ほどご紹介しますが、操作は液晶部分のみでとてもシンプルです。
付属品の内容はこのようになっています。
- ポータブルエアコン本体×1
- 吹き出し口カバー×2
- 前面の吹き出し口カバー(上)×1
- 前面の吹き出し口カバー(下)×1
- 122mm排気ダクト×1
- 162mm排気ダクト×1
- ダクトエンド1×1
- ダクトエンド2×1
- 1.2m排水ホース×1
- ネジ×3
- 取扱説明書(保証書)×1
本体サイズ
本体は、幅51.6cmx奥行30.7cmx高さ35.5cmと意外にコンパクト!
本体の重さは14.6kgありますが、本体上部にガッチリ掴みやすいハンドルが設けられているため、持ち運びには問題ありませんでした。
1100W本格的ポータブルエアコン
BougeRVの「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」 は、室内外機一体型のポータブルエアコンです。パワーの最大の魅力はパナソニック製のコンプレッサーを使用している為、実用性も抜群!
冷房範囲は約2~3.7帖程のスぺースを強力に冷やすことが出来るので、キャンプや車中泊に丁度いいサイズ感です。
温度設定は16℃~30℃まで調整可能。
4つのモード選択
使う場所やシーンに合わせて4つのモード選択が出来ます。
- 急速冷房モード
- 冷房モード
- 送風モード
- 睡眠モード
風量も4段階の選択ができ、用途の合わせ細かく調整できるのは嬉しいポイント!加えて、先ほどお伝えした温度設定が16℃~30℃で設定ができるので、夏場のアウトドアには欠かせないギアの1つだと言えます。
アウトドアの強い味方!
自動蒸発で排水問題も快適に
エアコンで気になるのが排水問題ですが、BougeRV「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」 は内蔵された揚水ポンプが稼働し、ドレン水が自動的に蒸発させることで、ポータブルクーラー内部に水が溜まるのを防いでくれます。
そのため、面倒な排水はエアコン本体が自動でしてくれますが、使用時に2点気を付けるポイントがあります。
1、使用環境や湿度によっては、100%水漏れしないとは限りませんので、念のため排水ホースや集水器を接続しておく。
2、水ポンプ機能はオンにする。そうでないと、ドレン水は自動的に蒸発しません。
操作方法で詳しくお伝えしますね
お手入れが簡単
簡単に取り外しできる洗浄可能なフィルター。お手入れ方法は、ドライヤーで付着した汚れを吹き飛ばしたり、特に汚れが気になるところは水洗いや湿ったタオルなどで優しく拭き取ります。
使用時は、フィルターが完全に乾いているか確認してから装着します。
あると嬉しい機能満載!
1.ダブル風向設計
2つある送風口は、上下左右に調整可能。加えて、風量の調整や4つのモード選択ができるので、大人数での利用に対応できる優れもの。
風向き1つでアウトドアライフがより快適になる魅力ポイントです!
2.LEDライト
送風口の下に2段階の調整可能なLEDライト搭載。光量も十分あり、一帯を明るく照らしてくれるので、スポットライトとして利用できます。防災時にも役立つ便利機能です。
ちなみに、前カバーを付けるとスポットクーラーのようにも使えますが、LEDライトが一部塞がれた状態になります。ただ、明るさは十分あるので特に不便さは感じませんでした。
3.IPX4相当の防水機能
IPXとは防水機能を意味し、数字でレベルを表しています。あくまでも防水機能なので雨天時でも使えるというものではありません。雨が降ったら濡れない場所に移動させ使用しましょう。
外での使用でも安心
BougeRV「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」使用感レビュー
ここからは実際に「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」を使用した様子をお届けします。
今回は、車中泊仕様でポータブルエアコンの準備と実際に1泊2日過ごしてみて「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」の性能テストしてみました。
電源は同社のポータブル電源 Fort 1000を使用。1120Whのポータブル電源を使用し、同時に複数の電化製品を使って過ごしました。
車載準備
実際にポータブルエアコンを車に積み込んでみます。
車外に吸気口と排気口を用意します。
今回はプラ板を使用しました。新聞で窓の型をとり、プラ板を型に合わせて切り出します。
取り付けた様子がこちら。本体後方に、付属品の吹き出し口カバーと排気ダクトを2本取り付けます。取り付けはとても簡単にできるので安心です。
排気ダクトは340mm~1500mmまで調整可能。車中泊では十分すぎる程の長さがあります。
今回、窓のパネルを自作しましたが、オプションで専用窓枠もあるのでそちらもおすすめ。
ちょっと余談ですが、助手席の窓に合わせてプラ板を切り出した際、窓を半分開けた状態で型を取り切ったのですが、いざ使うとなぜか隙間が出来る問題が発生…再度作り直し、窓を全開の状態でプラ板を切り出し何とか落ち着きました。
DIYに失敗はつきものですね
車中泊出発の様子。使用時は助手席に「ポータブルエアコン」を移動させ、使用時に吸排口を窓に設置。
設置自体は吸排口ホースや排水ホースを取り付けるだけなので、慣れれば5分程で簡単に取り付けが出来ちゃいます。
水漏れ対策で使用時は本体の下に猫ちゃん用のトイレシートを敷いてます。
テントで使用する場合は、テントの大きさや用途に合わせてレイアウトできます。
外だと排水問題もクリア
ハッキリと見やすいLCD液晶
起動させると、本体上部にある液晶タッチパネルでこのように表示されます。一つ一つのマークがハッキリと確認でき、タッチ操作もスムーズ。
細かい操作方法
液晶画面は「電源ボタン」→「アンロック/ライト」→「モード選択」→「温度」→「風量選択」→「温度設定」の計6個のタッチ操作が順に並んでいます。
▼アンロック/ライト
2分間画面操作が無いと、画面が自動的にロックされます。
ロック中は画面が画面が暗くなり「アンロック/ライト」を3秒間長押しするとロックが解除されます。
▼モード選択
▼風量選択
▼温度設定や水ポンプ機能の切り替え
▼水ポンプ機能
電源ボタンが表示されアンロックの状態で、「+」「-」を同時に6秒長押しするとモード選択画面に切り替わり、水ポンプ機能がオンになります。排水を抑えたい場合は、この機能を使うことをおすすめします。
液晶画面に「P1」「P0」と表示された場合、「+」か「-」を押して水ポンプ機能がオン/オフの切り替えることが可能。
ちなみにモード選択画面で「H1」「H0」という表記を、メーカー様へ確認したところ、bluetoothのON/OFF切替とのこと。Bluetoothの機能は未実装のため、「H0」でOFFで問題なさそうです。
「H0」とありますが、こちらはBluetooth機能らしいのですがまだ未対応の機能だそうです。
静音デザイン
睡眠モードは約45dBの静かな運転音と250Wの省エネ運転が実現。実際に就寝時に使用してみて、どうしても稼働音はありますが全然気にならないレベルでした。更に、睡眠モード+サーキュレーターを使用し風を循環させて使ったので夏場でも快適に休めました。
ただ、キャンプの場合自然の中で機械音というのはかなり響いてしまいます。周りの利用状況にもよりますが、外だとちょっと気になるかもしれません。
排気口からは熱風が出ますので、利用時は周囲を確認した方が良さそうです。
省電力設計
▼冷房モード+4段階の風量
冷房モード+風量1=約373W
冷房モード+風量2=約386W
冷房モード+風量3=約444W
冷房モード+風量4=約468W
▼急速冷房モード+4段階風量
急速冷房モード+風量1=約365W
急速冷房モード+風量2=約376W
急速冷房モード+風量3=約388W
急速冷房モード+風量4=約398W
▼睡眠モード+4段階の風量
睡眠モード+風量1=約239W
睡眠モード+風量2=約242W
睡眠モード+風量2=約247W
睡眠モード+風量4=約251W
▼送風モード+4段階の風量
送風モード+風量1=約13W
送風モード+風量2=約15W
送風モード+風量3=約22W
送風モード+風量4=約26W
送風モードは扇風機並みの消費電力の低さでした。モード切替時はどうしても一時的に消費電力があがりますが、時間を置くと安定してきます。
また、付属の排気ダクトを取り付けるとスポットクーラーのように使えかなり涼しく感じます。さらに、一般的なスポットクーラーの消費電力は600~800W程なので、比べると消費電力も抑えられる&パワーも十分!
ご注意点
正直デメリットは見当たらないと感じさせるほど完成しつくされた製品ですが、ご購入前に注意しておく点を1点だけ挙げさせていただきました。
排水が少なくともある
排水対策設計がされていますが、やはり使用環境や湿度によっては、100%水漏れしないとは限らないです。
今回車中泊した当日は、夏の雨の日で車内はムシムシ。排水ホースの先端に集水器を取り付けて過ごしたところ、多少なりと水は出ていました。また、助手席を倒しフラットに設置してますが、本体の傾き具合にもよるのかなと感じました。
ただ、家庭用のエアコンの排水と比べると「たったこれだけ?」と思うほど水は少なく驚きでした。しっかり排水対策を行うことで、快適にすごせること間違いなし!
我が家の集水器はペットボトルの蓋に排水ホースが通るほどの穴を開けて、そのままペットボトルをはめ込み簡単に捨てれるようにしています。
今回は500mlペットボトルの半分ほどの水が溜まってました
まとめ
というわけで、今回はBougeRV(ボージアールブイ)の「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」を本音でレビューしました。
特徴をまとめると
GOODポイント
- 1100W本格的パワフルポータブルエアコン
- 自動蒸発機能で排水対策もバッチリ
- 頑丈な持ち手で持ち運び楽々
- 簡単お手入れ
- 直感的に操作できるLCD液晶
- 驚きの静音設計
- 面倒な設置無し!車中泊仕様の取り付けもスムーズ
- 夏以外でも使用できる優れもの
気になった点
- 排水はゼロではない
我が家はこの暑さに耐えれずエアコンが欠かせません。キャンプともなると、ちょっと勇気がいる暑さですが「ポータブルエアコン」のお陰で、外での過ごし方が180度一変。
また、ポータブルエアコンのイメージは夏ですが、設定温度が16℃~30℃選べるので寒い時期にも活躍すること間違いなし!
年中使えるのは嬉しい♪
丸みを帯びた形でシンプルなデザインは、様々なアウトドアスタイルに合わせやすく、ソロ~ファミリーにも使いやすいアイテムの1つだと言えます。
ポータブルエアコンをご検討中の方の参考になれば幸いです。