今回はTOMOUNT(トモウント)さんの「DOME-OTTO S2 PRO(L)」を本音でレビューします。
以前レビューさせていただいた、通常サイズのDOME-OTTO S2(M)のコンセプトはそのままに、サイズがひと回り大きくなり、大型シェルターとなって新登場!
20Dシルナイロン生地の質感と、クロスフレームが織りなす円形の造形美の美しさは変わることなく、4~6人で利用可能な広々とした室内空間を実現しています。
また3箇所の大きな出入口と6箇所の窓は全てメッシュにすることができ、通気性と心地良い開放感など従来モデルで好評だった部分も健在!
メッシュ窓もひと回り大型化したことで、開放感がさらにアップ!
それでは早速、実際にキャンプで使用してみた感想や通常サイズとの比較を交えて詳しくチェックしていきましょう。
この記事は、TOMOUNT様より製品をご提供いただき作成しています。
提供していただいた製品ですが、良い面も気になった点も正直に、1ユーザー目線を心がけて執筆しておりますので、購入時の参考になれば幸いです。
製品スペック
DOME-OTTO S2 PRO |
---|
設営サイズ(約) |
410×355×190cm |
収納時サイズ(約) |
58×23×25cm |
重量(約) |
9.1kg |
素材 |
20Dシルナイロン、アルミニウム合金 |
セット内容 |
本体×1 / レインフライ×1 / グランドシート×1 / アルミポール×6 / アルミペグ×18 / ロープ×9 / 修理キット×1 / 収納バック×1 |
凄い!と感じたところはマーカーをしています。
販売価格
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50,800円(税込)
製品開封の様子
製品開封の様子
収納時のサイズは58×23×25cmと、とてもコンパクト。コンプレッションベルト付きなので、更にコンパクトに圧縮させることもできます。
ベルト部分が長くなったことにより、肩掛けして持ち運べるようになりました。
【左】DOME-OTTO S2(M)
【右】DOME-OTTO S2 PRO(L)
収納バックのサイズは若干の違い程度で、大きな違いはありません。
内容物はこちら。
- 本体×1
- レインフライ×1
- グランドシート×1(収納袋付き)
- アルミポール×6(長さはすべて共通)
- アルミペグ×18
- ガイロープ×9
- 修理キット×1
- 収納バック×1
DOME-OTTO S2 PRO(L)の特徴
大型化され居住性がさらにアップ
【右】DOME-OTTO S2 PRO(L)
従来モデル(DOME-OTTO S2(M))のサイズが幅360cm×奥行300cm×高さ165cmだったのに対し、新型のDOME-OTTO S2 PRO(L)のサイズは幅410×奥行355×高さ190cmと、3辺すべてが大型化。
スケールアップしたことによる迫力と存在感はかなりのもの!
最大高は190cmと約25cmも高くなっており、室内は中腰姿勢にならなくても身動きしやすく、出入りもスムーズ!
腰痛持ちの方にもおすすめ!
20Dシルナイロン生地
生地には摩耗、切り裂きに強く防水性・通気性に優れた20Dシルナイロンを採用しており、高級感があります。
加えて片面にシリコンコーティングが施されており、耐水性3000mmという高い防水性を実現。
ポールには高級アルミニウム合金を採用
ポールの素材には軽さと強度を持ち合わせたA7001アルミニウム合金を採用。ポール径は従来モデルの10mmから12mmと約2mm太くなっています。
合計6本のフレームが折り重なることで抜群の強度が生み出されます。
ダイニーマ生地で補強もしっかり
テンションのかかる部位には、防弾チョッキにも使されるダイニーマ生地を採用。裂けや破れに強い補強がしっかりされています。
幕の大型化に伴いスリーブの数も増え、補強も万全に施されています。
ただスリーブが多くなったため、ポールがやや通しずらくなりました。
高品質の証YKKファスナー
日本が誇る世界最高峰のファスナーYKKのファスナーが採用されています。
軽い力でスルッと滑らかに動き「ノンストレス」
内外の両方にスカートが装備
インナーとアウター両方にスカートが装備。
夏場は虫対策にもなり、冷気の侵入をより強固に防いでくれるので、冬場も温かく過ごすことができます。
オールシーズン快適に
スカートの巻き上げ機能はありません。
薪ストーブ使用可能
従来のDOME-OTTO S2同様にPROにも、煙突ガードが備わっているので、薪ストーブもインストール可能です。
煙突ガードには穴が開いてないためご自身でカットする必要があります。
DOME-OTTO S2 PROレビュー
ここからは実際にキャンプシーンで使用した様子を交えて、詳しくレビューしていきます!
設営方法
まずは設営手順のご紹介から。
- 本体を広げる
自立式で、後から入口を自由に変更することができるため、神経質になる必要はありません。(適当に広げるだけでOK)
- 全てのスリーブにポールを通す
長いスリーブ3箇所、短いスリーブ3箇所、計6箇所すべてに予めポールを差し込んでいきます。
スリーブの数が多くなったことによる、折れや曲がりといったポールの破損を防ぐため、先に6本通す必要があります。
- ポールの先端をピンに差し込む
ピン穴は各箇所2個ずつありますが、長いスリーブを通したポールは内側の穴に差し込みます。
3本を差し込むと、この段階で自立してくれます。
- 短いスリーブに3本ポールを通す
続いて短いスリーブに残りの3本のポールを差し込んでピン穴に固定。
- フックを留める
フックをポールに引っかけるていきます。
ポールが交差個所はダブルフックになっており、外側のポールに取り付けます。
ポールを固定する際に、交差する順番に気を付けましょう!
- 完成
ペグダウンをして完成です。
ガイロープ、レインフライの取り付けは、状況に応じお好みで。
ざっくり言えば、計6本のポールをスリーブに通しフックを取り付けて、ペグダウンするだけなので、15分~20分程度で設営できます。
設営時の特徴まとめ
- テントの配置を考えずに設営できる
- ポールが全て長さなので悩む必要なし
- スリーブにポールが非常に通しやすい
また張り感を調節するテンションベルトも無いので、誰が設営しても同じようにピン張りできるのも、このテントの凄いところ!
幕内のサイズ感
TOMOUNT DOME-OTTO S2のテント内のサイズは、410×355×190cmと広々としており、ソロからファミリーまであらゆるシーンに対応。
ただ寝るだけなら、最大大人8人寝転がることが可能!
先述した通り、室内の1番高い所の高さが190cmなので、高身長の方もストレスなく出入りがスムーズ。
テントから空が眺められる丸窓
天井部には外の様子が見える大きな丸型窓を3つ完備。ファスナーで開閉幅も自由自在で、解放時はメッシュすることができます。
大きく開けると開放感抜群です。
テント内で寝転びながら青空や星空を眺められるのが最高
ギアハンモックが取り付け可能
上部には付け外し可能なギアハンモックが付属。ちょっとした小物収納に便利です。フックで吊下げてあるだけなので、付け外し容易に出来ます。
ご注意点
2人以上での設営を推奨
幕のサイズアップしたことにより、ポールをスリーブへの通す作業もやや難しくなっています。
さらに幕の大型化に伴いポール径も12mmと、少し太めのポールが採用されています。このため設営時にポールをピンに差し込む際にかかるテンションが通常サイズ(M)と比べるとかなりパワーが必要でした。
現行モデルは、ポール挿入部に調整機能が追加され、設営時の操作性が大幅に改善されています。(2025/4/24追記)
ユーザーの声を即座に取り入れた神改良!
予めペグダウンした状態だと、ポールを差し込みやすくなります。
まとめ
というわけで、今回はTOMOUNTさんの「DOME-OTTO S2 PRO」を本音レビューしました。
特徴をまとめると
GOODポイント
- 美しいデザインとフォルム
- 丈夫で軽量なシルナイロン素材
- 大型モデルながら総重量9.1kgと軽量
- さらに大きくなった丸窓からの眺めは最高
- 薪ストーブもインストール可能
- 細かなディティールまでしっかり
- 縫製やシーム処理も◎
気になった点
設営時のポール差し込む際にかなりの力が必要(現行モデルは改良済み)
本体には20Dシルナイロン素材、ポールには7000番台のアルミニウム合金、YKKファスナーやフルスカートなどなど、この価格でこのクオリティはかなり衝撃的です。
唯一気になった設営時のポールの入れにくさに関しても、ユーザーの声を基に現行モデルはポール挿入部に調整機能が追加され、設営時の操作性もしっかり改善されています。
もはや欠点が見当たらない
その他、細かな縫製やシーム処理に関しても綺麗に処理されており、このあたりのクオリティも申し分なし!
もし「このシェルターは買い?」と聞かれたら、自信をもっておすすめします。
正直、この価格帯で、このサイズとクオリティのシェルターは、他メーカーではなかなか再現できないのではないでしょうか。
デュオからファミリーキャンプまで、あらゆるシーンに対応可能な大型ドームシェルターをお探しの方へ参考になれば幸いです。
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