こんにちは、パンダ夫婦(@panda_camp_blog)です。
今回は「EBLポータブル電源500W」を本音でレビューします。
ポータブル電源と言えば、今や手のひらサイズの小型なものから、家の中を丸ごとまかなえるような超大型なモデルまで、多種多様なモデルが各社から続々と登場しています。
そんな中、今回ご紹介するEBL ポータブル電源 500Wはこんな方におすすめです。
- 軽量でコンパクトなモデルを探している
- 屋外など持ち運んで使用することが多い
- 圧倒的な低価格なポータブル電源が欲しい
- 費用が抑えれるなら多少充電時間が長くてもOK
- でも、安さだけでなく安全性も妥協したくない!
このように考えている方には、EBLポータブル電源500Wは選択肢の1つになるかもしれません。
防災アイテムとしても注目!
それでは、実際の使用感を織り交ぜつつチェックしていきましょう。
この記事は、EBL様より製品をご提供いただき作成しています。
提供していただいた製品ですが、良い面も気になった点も正直に、1ユーザー目線を心がけて執筆しておりますので、購入時の参考になれば幸いです。
EBLとはどんなブランド?
「EBL ポータブル電源 500W」を作っているEBLは、1998年に中国で創業した老舗メーカー。
電池やニッケル水素充電池などを製造しており、Amazonで数々の人気商品を展開しています。
日本ではまだ聞き馴染みがないという方もいるかも知れませんが、欧米などを中心に世界各国で20年以上高評価を得ている歴史ある企業です。
基本スペック
EBL ポータブル電源 500W |
---|
製品サイズ(約) |
292mm×202mm×194mm |
重量(約) |
6.8kg |
容量(Wh) |
140,400mAh/519Wh |
定格出力(W) |
500W(瞬間最大1000W) |
バッテリー種類 |
三元系リチウムイオン電池 |
電気の波形 |
正弦波 |
出力ポート |
AC×2(110V±10%/60Hz) DC×3(14V/8A) USB-A×3(QC3.0/18W) Type-C×1(PD60W) ワイヤレス充電×1(10W) シガーソケット出力 14V/8A |
充電時間(約) |
AC電源で6~7時間 |
動作温度 |
-10℃~40℃ |
保証 |
1年間 |
周波数は60ヘルツ固定です。
とはいえ、50ヘルツ帯の家電もほぼ問題なく使用できるのであまり気にする必要はありません。
▼さらに大容量の1000Wタイプもあります。
EBL「ポータブル電源500」の特徴
製品開封の様子
製品パッケージの他に、外箱に分厚い段ボールがしっかり補強されて届きました。
パッケージはすべて英語表記です。
ただ、日本語対応のユーザーマニュアルがしっかり同梱されているので安心です。
- ポータブル電源500本体×1
- AC充電器
- ソーラー充電ケーブル×1
- シガーソケット×1
- ユーザーマニュアル×1
シガーソケットケーブルやソーラーケーブルなどが標準で同梱されているのは、何気に嬉しいポイントだったりします。
本体サイズ
本体は、横幅292mm×奥行194mm×高さ202mmとコンパクト設計です。
重さも約6.8kgと、このクラスの中ではかなり軽量な部類に入り女性でも持ち運びが楽々。
入出力ポート
- ACコンセント×2
- DC×3
- USB-A×3(QC3.0対応)
- USB-C×1(PD対応)
- シガーソケット×1
- ワイヤレス充電×1
DC出力が3か所、AC出力が2か所、ワイヤレス充電1か所、USB-Aが3か所、USB-Cが1か所の合計10箇所の出力ポートがあります。
つまり最大10台のデバイスを同時に充電することが可能!!
充実のポート数
容量519Whのバッテリー
バッテリー容量は519Whで、稼働時間目安は以下の通りです。
家電製品 | 消費電力(約) | 時間/回数(約) |
スマホ | 5000Ah | 25回 |
パソコン | 20W | 20時間 |
ゲーム機 | 39W | 27回 |
加湿器 | 15W | 29時間 |
液晶テレビ | 60W | 8時間 |
電気毛布 | 40~80W | 6~12時間 |
扇風機 | 20W | 20時間 |
コンパクトなのに、これだけの物をしっかり動かすことができます。
ただし最大出力は500Wまでなので、ドライヤーの温風や電子レンジなど消費電力の高い製品は動かせません。
ですがキャンプに欠かせない、夏の扇風機や、冬の電気毛布などは、しっかりひと晩まかなってくれるスペックを備えています。
必要十分!
3つの充電方法
EBL ポータブル電源 500Wは、ACコンセント・シガーソケット・ソーラーパネルと、3つの充電方法に対応しています。
充電方法によって多少差はあるものの0%からフル充電まで約6~7時間程度です。
ちなみに他社製品のソーラーパネルでも検証しましたが、しっかり充電出来ました。
▼EBL社の純正品もあります。
使用感レビュー
実際に「EBL ポータブル電源500W」をキャンプでの使用感を試してみました。
想像以上に軽量コンパクトで持ち運びもかなり楽です。
重量も約6.8kgと軽量なので片手で軽々と持てます。
ヒョヒョイのヒョイ
滑り止めグリップが持ちやすい
グリップ部分は、滑りにくいゴム状のシリコン加工がされており、握りやすく安心感があります。
▼ボディにもシリコン加工
底面の四隅と本体の四隅にも滑り止め用シリコン加工があり、ズレや衝撃から保護してくれます。
カクカクとした形の製品が多い中、この安全面の配慮した構造はありがたい!
静音設計のファン
本体パネル向かって右手側面に、小型の排気ファンが2つ完備。(逆サイドは吸気パネルになっているので塞がないように注意が必要です。)
高負荷時もとても静かなファン音なので、夜間早朝でも気兼ねなく使うことができます。
実際のキャンプで利用
実際のサイトレイアウトがこちら。
中央部にディスプレイ付きで、使用状況が1%ずつチェックできます。
また、バックライトもついているので、暗いところでも視認性が良いです。
ちなみに正面上部には、もしもの時に嬉しいLEDライト機能も付いてます。
とっさのタイミングで「明かりがほしい!」と感じた時にもすぐに起動させることができて便利です。
ちなみに「LIGHT」ボタンを素早く2回押せばSOSモードとなり、点灯しながら光ります。
電気毛布で検証
冬キャンプの定番アイテム、電気毛布で検証。
家電製品 | 消費電力(約) | 使用可能時間(約) |
電気毛布(強) | 立ち上がり:80W その後:40W | 12時間 |
電気毛布は、立ち上がり時に80W近くまで上がりましたが、その後40W前後に落ち着きました。
温かさ最大の『強』でも、40W前後で安定していたので約12時間は動かせる計算です。
ひと晩余裕ですね!
同時充電もしっかり対応
電気毛布に加え、ニンテンドーSwitch、スマホとLEDライトなど同時充電してみました。
結果、まだまだ余裕でした
残念ポイント
充電スピードは遅め
どの充電方法でも最速充電スピードが100Wと、充電スピードは正直遅めです。
急速充電にも非対応のため、他の比較しても充電時間は長めで、この点は明らかなデメリットと言えます。
なので急速充電が必須の場合、他の製品をおすすめします。
充電時間は6~7時間ほどかかりますが、キャンプ前日に準備しておけば問題ありません。
前もって準備しておけば「問題なし!」
まとめ
というわけで、今回はEBLの「ポータブル電源500W」を本音でレビューしました。
特徴をまとめると
- 女性でも軽々持てる軽量コンパクト感
- 519Whのソロ・デュオにちょうど良いスペック
- 安全性の高いリチウムイオンバッテリーを使用
- 豊富な充電ポートで同時充電も可能
- 明るく視認性の高いLCDインジゲーター
- あると嬉しい明るいLEDライト
- 他社製品と比べてコスパが高い
定価が43,899円ですが、Amazonで時折出ているクーポンを使えば、実売価格は約3万円に。
確かに充電スピードの遅さというデメリットこそありますが、コスパ重視する場合この価格はかなり魅力的ではないでしょうか。
また定格出力は最大500Wなので「ドライヤー・電子レンジ・ホットプレート」などの製品を使わなくてもOKなら、キャンプや車中泊で最強コスパのポータブル電源となり得るかもしれません!
初めての1台にもおすすめ
気になった方はチェックしてみて下さいね。
ポータブル電源選びの参考になれば幸いです。
それではみなさま、have a nice day!