みなさんはコールマンのインフィニティチェアをご存じですか?
「雲の上に寝転んでいるような上質な座り心地」と表現される、人気の高いリクライニングチェアです。
そんなインフィニティチェアと引けを取らない人気で、いま売れに売れまくっているAmazonベーシックの「ゼログラビティーチェア」。
見た目や機能性はほとんど変わらず、大きく違う「価格差」。時期やカラーによって変動しますがAmazonゼログラビティチェアのほうが3~4割ほど割安な感じです。
Amazonベーシックのほうが安いけど「座り心地は悪いの?」「耐久性は?」など気になっている方も多いのではないでしょうか。
実際にゼログラビティチェアを購入後3ヶ月間ほぼ毎日使用し、インフィニティチェアも長時間座った経験のある筆者が、細かな違いも交えながら本音でレビューしていきます。
レッツゴー!
▼今回ご紹介する「ゼログラビティチェア」はこちら
Amazonベーシック「ゼログラビティーチェア」の特徴
インフィニティチェアにそっくり
姿形がインフィニティチェアにそっくりなゼログラビティチェア。
フレームの素材、シートの素材、リクライニングの角度に至るまでほぼ同じです。
▼スペックの比較
商品名 | ゼログラビティチェア | インフィニティチェア |
価格 | 6,987円 | 9,545円〜 |
サイズ | 90×66×110cm | 92×69×110cm |
重さ | 8.07kg | 約8.8kg |
耐荷重 | 136kg | 100kg |
固定 | ダイヤル | レバー |
持ち手 | なし | あり |
細かい機構の違いなどはありますが、大きさや重さなど似通っています。
メーカー公表値ではインフィニティチェアのほうが僅かに幅広ですが、実寸で測ったところどちらも幅66cmで同じという結果でした。
極上の座り心地
気になるAmazonベーシック「ゼログラビティチェア」の座り心地ですが、そのネーミングの通りの「無重力感」が味わえる極上の心地良さです。
リクライニングの角度は任意で好きな所で止めることができ、最大までリクライニングすると身体が水平に近い状態になります。
しかも体に圧がかかりにくい絶妙な角度で、座った瞬間に「これは楽だ~」「何時間でも座っていたい」と、きっと誰もが思うはずです。
その理由として…
- チェア全体のサイズ感
- リクライニング時の角度
- 生地の張り具合
- ヘッドレストの形状や感触
など、そのどれもが本家と比較しても遜色ない造りとなっており、座り心地自体は同等レベルだと個人的に思います。
快適でほぼ毎日座ってる
ヘッドレストの感触もGOOD
ヘッドレストには、程よい弾力のあるウレタンフォームが詰め込まれ、メッシュ生地のヘッドレストが優しく頭部をサポートしてくれます。
しかもヘッドレストは上下にスライド可能で、腰の位置までに下げる事も出来るので、腰痛持ちの方にもおすすめ。
ランバーサポート的な
ちなみに本家インフィニティチェアは、ヘッドレストの取り外しが出来ません。
一方ゼログラビティチェアは、ゴムバンドによる着脱式でヘッドレスト自体を取り外すことが可能です。
ダイヤル式のロック機構
インフィニティチェアのリクライニングロックがレバーの上げ下げでロックする方式です。
一方ゼログラビティチェアは回転させてロックさせるダイヤルロック方式。
リクライニングのロック機構はインフィニティチェアのほうが操作がしやすいです。
操作性は劣りますが、ロック時の固定力はダイヤルロック式のほうが高いと感じました。(しっかり固定した場合)
ブラックカラーが選べる
Amazonベーシックのゼログラビティチェアにはブラックカラーも選べるのは、ブラック好きとして、かなり嬉しいラインナップでした。
ブラックの他にも、ベージュとネイビーの3色が展開されています。
インフィニティチェアにも限定色でブラックが存在しますが、コールマンオンラインストア限定12,980円(税込)のみで定価販売のみ。
(2024年5月時点)楽天やAmazonではブラックの販売はありませんでした。
使わない時はコンパクトに
さすがに超コンパクトとはなりませんが、幅66cm×奥行き12cm×高さ86cmとある程度小さく折り畳むことが可能です。
車の横づけが可能なオートキャンプ場であれば、問題なく持っていけるレベルのサイズ感。
実際に使ってみた
購入してから自宅ではパンダ夫が独占していたため、ほぼ初めてゼログラビティチェアに座るパンダ嫁。
かなり心地が良かったようで、キャンプの間ずっと座ってました。
▼ちょっとした工夫で年中快適に
メッシュ生地は通気性が高く夏場は快適ですが、肌寒いと感じる季節にはブランケットを被せることで快適に。
私たちは、コストコで購入したペンドルトンのブランケットを愛用しています。
ブランケットを敷くことでふんわり感が増し更に座り心地アップします。
寒い季節も、ぬくぬく暖まりながら屋外でもリクライニングすることが可能です。
オヤスミナサイ・・・
残念ポイント
ここまでメリットをお伝えしましたが、ゼログラビティチェアの残念ポイントもご紹介します。
持ち運び用のハンドルは無し
インフィニティチェアには移動時に便利な持ち運び用のハンドルが備わっています。
残念ながらゼログラビティチェアには持ち運び用のハンドルがありません。
なのでイスが開かないようしっかり両手で持つ必要があるため、運搬のしやすさは劣ってしまいます。
とはいえインフィニティチェアより約800gも軽量なので、女性一人でも運べる重さです。パタパタ開くのが気になる方は、ゴムバンドなどで結束すれば運搬しやすくなりますよ。
細かいディティール
アームレストの質感がプラスチック感があったり、ヘッドレストの機構など目を凝らして見比べると、値段相応な部分もあります。
とはいえ、品質として重要視すべきな座り心地や耐久性などには影響の少ない部分なので、価格差を生み出すための企業努力と言えるかもしれません。
基本スペック
Amazonベーシック 「ゼログラビティチェア」 |
---|
使用時サイズ(約) |
幅66cm ×奥行き 90~165 x 高さ75-110cm |
収納時サイズ(約) |
66cm×12cm×86cm |
重量(約) |
8.07kg |
耐荷重(約) |
136 kg |
素材 |
合金鋼、ポリエステル |
まとめ
言わずと知れた名作のColeman「インフィニティチェア」。
その名作と遜色ない座り心地を高いコストパフォーマンスで実現したのが、Amazonベーシック「ゼログラビティチェア」です。
特徴をまとめると…
GOODポイント
- 本家と遜色ない極上の座り心地
- 無重力体感
- 操作性良好
- ヘッドレストは取り外し可能
- 圧倒的なコスパの高さ
気になった点
- 運搬時のハンドルは無し
- アームレストなど細かい質感は本家に軍配
コストパフォーマンスを考えると、ゼログラビティチェアの方が優れているとさえ感じます。
細かいディティールやブランドにこだわらないなら、私は断然「ゼログラビティチェア」をオススメします。
リーズナブルな価格で極上の快適が手に入る、魅力しかないアイテムです。
今年一番お気に入りの買い物
最後までお読みいただきありがとうございました。
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