EENOUR「TAW55」本音レビュー｜冷蔵・冷凍自在！コスパ最強の2室独立型の車載冷蔵庫

こんにちは、パンダ夫婦（@panda_camp_blog）です。

今回は人気ブランドEENOUR（イーノウ）のポータブル冷蔵庫「TAW55 (X-Large)」を本音でレビューします。

Amazonなどで「車載冷蔵庫」や「ポータブル冷蔵庫」を検索すると、常に上位に表示されるので、EENOURさんの製品を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか？

この夏クーラーボックスから、ポータブル冷蔵庫へ買い換えようと考えている方の参考になれば幸いです。

結論からお伝えすると、ギア感溢れるインパクトのある外観に、冷蔵・冷凍を自由自在にアレンジできる2室独立型の庫内の使い勝手抜群です。

特に暑い時期には、「アウトドアライフが一変する」と言っても過言ではないほど、わが家には欠かせないアイテムとなりました。

ちなみに肝心の冷却力は、家庭用の冷蔵庫と同じコンプレッサー式を採用。20℃～-20℃まで調節できるので、食材に応じた保冷が可能です。

それでは、実際に使用した感想も踏まえて詳しくご紹介していきます。

この記事は、EENOUR（イーノウ）様より製品をご提供いただき作成しています。

提供していただいた製品ですが、良い面も気になった点も正直に、1ユーザー目線を心がけて執筆しておりますので、購入時の参考になれば幸いです。

EENOURについて 

EENOUR（イーノウ）は広東省深圳市に本社を置く、電源機器を主力とするメーカーです。

日本の市場でも5年以上の実績があり、ポータブル電源や発電機、冷温庫、ポータブル冷蔵庫、半自動溶接機など、電源に精通した電気製品を開発しています。

またオフグリッド環境での充電や、キャンプを快適にするアウトドアギア電源をコンセプトに、革新的なギアを世に送り出している大人気のブランド。

製品スペック

EENOUR「TAW55」
製品サイズ
71.1cmｘ46cmｘ57.1cm
各室内のサイズ
大：26.9cmx30.9cmx47.3cm【39.3L】 小：20.0cmx30.9cmx29.7cm 【18.4L】
重量（約）
19.63kg
冷却方式
コンプレッサー式
付属品
本体×1 12V/24V DC電源コード×1 AC電源コード×1 ACアダプター×1 取扱説明書(保証書)×1

ポータブル冷蔵庫「TAW55」の特徴

製品開封の様子

覚悟はしていましたが、想像以上に大型の段ボールで届き、まずそのスケールの大きさに驚かされました。

開封すると、分厚い緩衝材で四方が保護されており、とても安心感があります。

逆にみっちり隙間無く厳重に保護されていたため、箱から取り出すのに一苦労です。

箱から取り出した本体。ブラックとカーキの落ち着いたカラーリングがオシャレで、パンダ嫁も大絶賛！

付属品は、室内の中に小さな段ボールに一式まとめて入れられています。

DC電源コードもはじめから付属されているので、車内ですぐに使えます。

本体サイズ

本体は、幅71.1cm×奥行46cm×高さ57.1cmと、かなりのビックサイズ！

ちなみにEENOURの車載冷蔵庫「TAW」シリーズは3サイズラインナップがあります。容量は35L、45L、55Lと異なりますが、底辺のサイズはすべて同じで違いは高さのみ。

55Lの大容量ということもあり、重量は約19.6kgあります。

段差や車内への積み下ろしの際に持ち上げられるか心配でしたが、ガッチリ掴みやすいハンドルが設けられているため、全く問題ありませんでした。

2室独立型で個別に温度設定できる

「TAW55」は庫内がそれぞれが物理的に区切られている2気室タイプで、片方を冷凍、片方を冷蔵など自由に使い分けることができます。

例えば右室は冷蔵、左室は冷凍。右室左室共に冷蔵または冷凍などなど、組み合わせ自在！

1室のみのタイプの場合、冷蔵と冷凍を同時に使えませんし、冷蔵から冷凍に設定を変更しても、冷却までの時間もかかってしまいます。

ちなみにTWA55は右室のみ、左室のみといった片方だけ稼働させることも可能です。

各メーカーから様々な2室タイプがありますが、この機能はEENOURさんだけ！

肝心の冷却能力も素晴らしく、家庭用冷蔵庫と遜色ない性能です。

MAXモード時で約50~70Wと省電力なのに、庫内温度を0℃にするまで約20分、-20℃まで約75分で急速冷凍できる優れものです。

また冷媒管のレイアウト設計とスマート温度センサーにより、各室の温度を誤差3度以内という正確さで制御することが可能。

たっぷり入る55L大容量

先ほどお伝えした通りTAW55は2室独立型で、大小サイズの異なる2室に分かれています。

左室が大きいほうが約39.3L、右側の小さいほうが約18.4Lで合計約55Lという構成になります。

55Lサイズの目安として

• 2Lペットボトル→約14本
• 500mlペットボトル→約43本
• 350ml缶→約82本

これらを収納することが出来ます。この数字を見ていただくと、いかに大容量なのがイメージつきやすいのではないでしょうか。

豊富な給電方法

TWA55は家庭用のコンセントはもちろん、自動車のシガーソケットや太陽光ソーラーパネルなど様々な方法で電源利用が可能です。

また、EENOUR車載冷蔵庫TAWシリーズ専用バッテリーFSAK-002 （別売り）を取り付けると、電源のない場所でも4.5～最大15時間以上連続駆動可能。

車内で使用するときは、シガーソケット給電している場合も、エンジン停車時には自動的にバッテリー駆動に切り替わる機能もあるので、セットで揃えるとかなり重宝します。

キャスター付きで持ち運び楽々

さらに使い勝手抜群の伸縮式のハンドルと、凸凹としたトレッドパターンの大口径タイヤが段差や悪路も、楽な姿勢でグイグイ持ち運ぶ事ができます。

ハンドル部分にはソフトパッドでカバーされているので手が痛くなりにくいよう、細かい部分まで気遣いされているのも嬉しいポイント。

重い荷物を積んだ時でも軽い力で運搬することができるため、女性やお子様でも余裕です！

電源OFF時も高い保冷力

加えてTWA55には、本体全体にハードクーラーボックス同等の厚さ約43mmの高密度発砲ウレタンを採用している点も注目！これは発泡スチロールのなんと1.5倍の保冷力を誇ります。

電源OFFの状態でもハードクーラーボックスのような保冷効果を実現。

バッテリーを温存したい時や、うっかり電源を切ってしまった時も安心です。

あると嬉しい機能満載！

1.便利なカッティングボード

内蓋の裏側には、カッコイイなマットブラックのまな板が付属されています。
サッと取り出して、購入した食材をさっとカットしたい時などにあると便利！

しかも天面にはズレ防止のくぼみが設けられており、まな板を置いた際もしっかり安定感があります。

2.LEDランプが内蔵

各室それぞれに、開けた際に自動で点灯するLEDライトが備わっているので、夜間に食材を出し入れする際にとっても便利です！

3.栓抜きの機能

さらにアウトドアの際に、忘れがちな栓抜き機能まで！

4.USBポート付き

ディスプレイ部に1つUSBポートが付属されており、スマホなどの給電に使用する事ができます。

5.椅子やテーブルとしても使用可能

天面の耐荷重はなんと100kgもあり、イスとして座わったり、平らになっておりテーブルとしても使用する事ができます。

6.下側に配置された水抜き栓

水抜き栓がクーラーの下側に配置されており、庫内に溜まった水滴や水を簡単に、そして効率よく抜くことができます。

TAW55使用感レビュー

ここからは実際にTAW55Lを使用した様子をお届けします。

今回は、現在拠点としている大分県からパンダ嫁の実家の鹿児島県まで帰省を兼ねて、TAW55の性能テストしてみました。

電源は同社のポータブル電源F4000を使用。2048Whの大容量ポータブル電源を使用して、2泊3日の旅で果たして充電が持つのか検証も兼ねています。

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直感的に操作できるLCD液晶

出発前にまずは温度設定。設定温度は一般的な冷蔵庫と同様に、左室を5℃、右室を-10℃に設定しました。

操作方法は、上部にある液晶タッチパネルで、直感的に操作することが可能。

何も押してない状態が現在の各室の温度。「+」「-」を押せば設定温度を変更することが出来ます。

細かい設定はアプリ操作が便利

アプリで温度やモード等を設定やリアルタイムで庫内の様子を確認することができて超便利！

驚きの静音設計

ちなみにTAW55はコンプレッサーの振動と冷却ファンの音を抑えられた静音設計となっており、作動音は約45dbという驚異的な静かさ。

このように、運転席の後ろに置いて稼働させていましたが、ほとんど無音と言えるほど。静かすぎてむしろちゃんと稼働しているか心配になるくらい。

これほどの静音性であれば、キャンプや車中泊にも気兼ねなく使用できると感じました。

コストコ＆スーパーでお買い物

帰省を兼ねて、中間地点にある熊本県上益城郡御船町のコストコでお買い物してきました。

コストコで買った食材はこちら。食材は両親とシェアしたので、まだまだ余裕があります。

冷蔵・冷凍どちらも中身を満タンにすることが出来なかったため、スーパーに寄り買い足し。

実際に買った食材がこちら

ワイヤーバスケットを抜き出したら、中に入れてあるものが取り出しやすく持ち運びも楽々。

たっぷりと大量に入った冷蔵・冷凍品たち。かなりの量を詰め込むことが出来ます。

省電力設計

今回2泊3日の旅では、庫内温度を左室を5℃、右室を-10℃にキープできるように50～70Wの消費電力で運用。

途中からバッテリー残量を節約するため、途中から消費電力を抑えるECOモードに設定しました。

動作をみていると設定温度に達する際に、出力が抑えられるような制御を行っているため、常に電力を消費し続ける状態ではないようです。

このため、2泊3日の使用でF4000のバッテリー残量は、なんと45％余ったという結果に。

ご注意点

正直デメリットは見当たらないと感じさせるほど完成しつくされた製品ですが、ご購入前に注意しておく点を2点だけ挙げさせていただきました。

サイズと重量

これだけの大容量モデルのため、当然ケタ違いの大きさ＆重量です。

車載する際はかなりのスペースを使うため、ご自身の車と使用用途に応じた適切なサイズの物を選ぶことを強くおすすめします！

軽バンで十分積載可能だったので、SUVやミニバン、キャブコンなどの車であれば問題ないと思います。

排気ファンの熱気

EENOUR（イーノウ）TAW55は、稼働時の音はまったく気になりませんが、左右の排気パネルから排熱はしっかり放出されます。

これが車内やテント内などの密閉空間では、室内温度を上げてしまう要因にもなりますので、排気・排熱管理が欠かせない点はご注意ください。

まとめ

というわけで、今回はEENOUR（イーノウ）のポータブル冷蔵庫「TAW55」を本音でレビューしました。

特徴をまとめると

ポータブル冷蔵庫があれば、キャンプでアイスを食べたり、キンキンに冷えたビールを飲んだり、ワンランク上の楽しみ方が味わえます！

また、容量もたっぷり55Lあるので、連泊キャンプの際も途中で買い出しに行く必要が無くなるのも何気に嬉しいポイントです。

さらに、キャンプ以外でもコストコなどで大量に買い物をした際の、ご家庭のサブの冷蔵・冷凍室として使うなんて事も出来る万能アイテム！

ポータブル冷蔵庫をご検討中の方の参考になれば幸いです。

それではみなさま、have a nice day！