EENOUR(イーノウ)「ポータブル電源F4000」の本音レビュー第2弾!ということで、今回は実際に真夏の車中泊で1泊検証した様子をお届けします。
F4000はAC定格出力が3300W/定電力4000W(瞬間7000W)の高出力で、2048Whの大容量ポータブル電源。
この高出力・大容量のポータブル電源の電力のみで、日中30℃超えの真夏の車中泊を乗り切ることが果たしてできたのか!?
車中泊で車載冷蔵庫やIHホットプレートやポータブルクーラーなど、どこまで使えるか詳しくレビューします。
お楽しみください
▼前回製品のスペックを中心にまとめています。
この記事は、EENOUR(イーノウ)様より製品をご提供いただき作成しています。
提供していただいた製品ですが、良い面も気になった点も正直に、1ユーザー目線を心がけて執筆しておりますので、購入時の参考になれば幸いです。
製品スペック
EENOUR「F4000」 |
---|
製品サイズ |
幅475×高さ296×横319.5mm |
重量(約) |
26kg |
容量(Wh) |
2048Wh/640000mAh |
定格出力(W) |
3300W/定電力4000W(瞬間7000W) |
ACコンセント |
5口(純正弦波):100V |
バッテリー |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー |
電気の波形 |
純正弦波 |
出力(AC出力・DC出力・USB) |
AC 100V×5口(純正弦波) USB-A:4口 + USB-C:2口 DC2口 + シガーソケット1口 + 航空ソケット1口 |
最短満充電時間 |
デュアル充電:1時間 |
電池 /サイクル寿命 |
リン酸鉄リチウム /3500回 |
その他機能 |
容量拡張機能 無停電電源装置(UPS) 一体型収納ボックス |
付属品 |
本体、AC電源コード、カーチャージャーケーブル(シガーソケットtoXT60)、ソーラー充電用ケーブル(MC4toXT60)、ユーザーマニュアル |
販売価格
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169,980円(税込)
EENOUR ポータブル電源「F4000」5つの特徴
数多くの特徴を持つF4000ですが、その中でも特に注目の5つのポイントを紹介。
豊富で使い勝手抜群の出力ポート
出力ポートはほぼ全て前面に集約されているため、非常に使いやすくなっています。
- ACコンセント/出力2000W×4
- ACコンセント/出力3000W×1
- USB-A/出力12W×2
- QC3.0/出力18W×2
- Type-C(PD100W)×2
- シガーソケット×1
- 24V航空ソケット×1
- DC×2
圧巻のポート数!
AC電源ポートは最大20A(2,000W)まで使えるコンセントが4つ、最大30A(3,000W)まで使えるコンセントが1つ、付いています。
ポート同士の間隔にも余裕があり、大きなアダプタを差し込んだ場合もコードが干渉せず使いやすいのもGOODポイント。
全ポートにカバーが備わっており、コネクタへの塵やほこりの侵入、コネクタの劣化をしっかり防いでくれます。
キャンプや車中泊など屋外での使用の際も安心感があります!
中央部分には、USB-A/出力12W、QC3.0/出力18W、Type-C(PD100W)が各2口備えた充実っぷり!
合計6口と豊富なUSBポートがあるので、ガジェット系を一気に充電することだってできちゃいます。
一番左側にはシガーソケット、24V航空ソケット、DCポート×2付き。
RVパワーソケットプラグ最大30A(3,000W)のみ側面に付いています。
容量2048Whのバッテリー
バッテリー容量は2048Wh/640000mAhと、他のポータブルバッテリーとは比べ物にならないレベルの大容量で、あらゆる家電を長時間稼働させることが出来ます。
稼働時間目安は以下の通りです。
家電製品 | 消費電力(約) | 時間/回数(約) |
スマホ | 13W | 177回 |
パソコン | 40W | 51回 |
液晶テレビ | 150W | 11時間 |
扇風機 | 20W~60W | 27~82時間 |
電気毛布 | 40~80W | 25~41時間 |
炊飯器 | 800W | 2時間 |
電子レンジ | 1000W | 1.6時間 |
ドライヤー | 1200W | 1.2時間 |
ドローン | 68W | 24回 |
電動ドリル | 800W | 2時間 |
スマホの充電は約177回、ノートパソコンは51回もフル充電できるスペックなので、屋外のテレワークにも強い味方になること間違いなし!
バッテリー残量気にせず、仕事に集中できますね
リン酸鉄リチウムイオン電池を使用
F4000は、充放電中の発熱が少なく、安全性の高いサイクル寿命に優れる「リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)」が採用されています。
この電池は発火や爆発の危険性や自己放電率が低く、サイクル寿命も長いのが特長。ポータブル電源を選ぶうえで、もはや外せないポイントと言えるのではないでしょうか。
ポータブル電源で最もポピュラーな「三元系リチウムイオン電池」の充放電サイクルが500〜1000回に対して、「EENOUR F4000」は3,500回以上という平均の約7倍のという桁違いの数字!
仮に1日一回充放電を繰り返したとしても、約10年以上使用が出来る計算なのでコストパフォーマンスが高いです。
安心・安全・長寿命!
高速&豊富な充電方法
F4000は、4つの充電方式(ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット、Dual (AC+Solar)に対応しています。
AC100Vコンセントからの場合の最大1500Wとなり1.6時間の超高速フル充電することが可能。
またソーラーパネルでも、最大1000Wの高速充電できるのも魅力的です。
さらにACコンセントとソーラーパネルの併用が可能。デュアル充電の場合最大2,500Wで、フル充電にかかる時間はわずか1時間。
うっかり充電し忘れても、出発直前に充電しても間に合う充電スピードの速さはかなり助かります!
ちなみに側面にAC充電速度の切り替えスイッチが付いており、600W低速充電に切り替えがいつでも可能。
ブレーカー落ち回避やバッテリーの負荷を抑えたい時に便利です。
同スペック帯で最強コスパ
下の表は、F4000と同等スペックを持つ各社主要製品一覧になります。
商品名 | EENOUR F4000 | Jackery 2000Plus | ALLPOWERS R3500 | EcoFlow DELTA2Max | BLUETTI AC200L |
---|---|---|---|---|---|
定価 | 259,980円 | 285,000円 | 247,000円 | 254,100円 | 259,000円 |
セール時 | 169,980円 (35%OFF) | 199,500円 (30%OFF) | – | 215,999円 (15%OFF) | – |
本体サイズ(約) | 475×296×319.5mm | 473×359×373mm | 530×360×345mm | 497×242×305mm | 420×280×366mm |
定格出力 | 4000W(7000) | 3000W(6000) | 3200W(6000) | 2000W (4000) | 3000W(6000) |
重量(約) | 26kg | 27.9kg | 42kg | 23kg | 28.3kg |
充電時間 | 1.0h | 2.0h | 1.5h | 2.3h | 1.5h |
容量 | 2048Wh | 2048Wh | 3168Wh | 2048Wh | 2048Wh |
ご覧の通り、EENOUR F4000はあらゆる面で、トップクラスのスペックなのに、実売価格では群を抜いて低価格という、驚異的なコストパフォーマンスを誇っています。
ぶっちぎりの現行最強コスパ!
F4000車中泊レビュー
ここからは実際にEENOUR F4000を、車中泊で使用ってみた様子をお届けします。
車両はエブリィバン
今回車中泊に使用した車両は、スズキのエブリィバン(DA17V)。
元々貨物車ということもあり、とにかく荷室が広く標準で床がほぼフラットという車中泊にもピッタリな車です。
二人旅ならこのサイズで十分快適です
エブリィをキャンプ&車中泊仕様にカスタムしていく様子もシリーズ化していますので、そちらもご興味があればぜひ!
車中泊で使用した家電たち
今回の車中泊でポータブル電源で稼働させた家電一覧がこちら。
- 車載冷蔵庫(定格出力50〜70W)
- サーキュレーター(定格出力30〜50W)
- スポットクーラー(定格出力200〜500W)
- IHクッキングヒーター(定格出力500~1000W)
- IHホットプレート(定格出力600~1200W)
- USB給電タイプのアースノーマット(定格出力5W)
- スマホの充電
- Switchの充電
順番にみていきましょー。
▼車載冷蔵庫
車載冷蔵庫もEENOUR社のTAW55を使用。連泊車中泊やキャンプにも十分対応可能な大容量の55Lタイプです。
-20℃~20℃の間で2室個別温度設定が可能なので、冷蔵と冷凍を分けて使用する事が出来るのがとっても便利。
それでいて消費電力も約50W~70Wと、省電力設計という非の打ち所がない神スペック。
▼調理家電
IHクッキングヒーターとホットプレート。今回は安全面も考慮し火器は使わずに、湯沸かしから調理まで、この2台ですべて賄います。
どちらも消費電力が最大1100Wと高め。
▼スポットクーラー
暑さ対策のキーアイテム!スポットクーラーも稼働させます。おやすみモードは250Wの省エネ運転を実現した高性能モデルです。
1.出発準備
とりあえず積載はこんな感じ。ポータブル電源F4000をはじめとする、重量があるものを中央付近に集中させています。
現地に到着するまではあまりレイアウトは考えず、荷崩れしないように積み込んだ感じです。
出発時、F4000はフル充電の状態で車載冷蔵庫のみ稼働させて約40Wずつ消費しています。
この時点でポータブル電源の電池残量は100%
2.車中泊スポットへ
自宅から約1時間ほど車を走らせ、車中泊スポットへ到着。
途中スーパーに寄り、食材を調達しました。
ポータブル電源の電池残量は96%
車載冷蔵庫(約1.5時間使用)
3.到着~車中泊準備
到着したらすぐに、サンシェードやスポットクーラーの排気ダクトの取付など、車中泊の準備に取り掛かります。
18:30の時点で、気温は30℃とまだまだ暑い。
すぐ汗だくになります
3.スポットクーラーを稼働
余りの暑さに、たまらずスポットクーラーを稼働させます。
最高出力で車内をキンキンに冷やします!
およそ30分クーラーを稼働させると、室温27.2℃、湿度も59%とかなり快適になったので、クーラーは一旦停止して、扇風機に切り替え。
ポータブル電源の電池残量は89%
車載冷蔵庫(約3時間使用)
ポータブルクーラー(約30分使用)
4.夕食
しっかり冷やしたお刺身とビールで乾杯!
ホットプレートでお肉とズッキーニも焼きました。
結局こういうのが一番ウマイ!
さらにドデカハンバーグと、おにぎりも追加!
キンキンに冷えたビールで流し込みます!
こりゃたまらん!
【補足】
消費電力が低いUSBタイプのアースノーマットとサーキュレーターも稼働させています。
ポータブル電源の電池残量は72%
車載冷蔵庫(約4時間使用)
ホットプレート(約1時間使用)
消費電力の低い家電たち(約2時間使用)
ポータブルクーラー(約1時間使用)
4.就寝
就寝時に再度スポットクーラーをおやすみモードで稼働させます。
この際の消費電力は約240Wとかなり省電力。
車載冷蔵庫の排熱で車内が暑くなってきたので、このタイミングで稼働をOFFに。それでも、冷蔵庫自体の保冷力だけで朝まで庫内はしっかり冷えてました。
ポータブル電源の電池残量は65%
車載冷蔵庫(約6時間使用)
ホットプレート(約1時間使用)
消費電力の低い家電たち(約4時間使用)
ポータブルクーラー(約2時間使用)
5.翌朝
朝は起きると大雨になっており早々に撤収。
最終的にバッテリー残量は35%残すという結果に。おやすみモードで1晩スポットクーラーを稼働させましたが、まだまだ余裕があります。
これには驚き!
ポータブル電源の電池残量は35%
車載冷蔵庫(約6時間使用)
ホットプレート(約1時間使用)
消費電力の低い家電たち(約12時間使用)
ポータブルクーラー(約10時間使用)
まとめ
というわけで、今回はEENOUR(イーノウ)の「ポータブル電源F4000」を使って、真夏の車中泊で1泊過ごしてみました。
EENOUR「F4000」は、はAC定格出力が3300W/定電力4000W(瞬間7000W)の高出力で、ありとあらゆる家電を動かすことが可能なハイスペックモデル!
さらに2048Whの大容量で消費電力の高い電化製品も、バッテリー残量をさほど気にせず、稼働できます。
これだけのハイスペックなので重量は約26kgと重いですが、2泊以上の連泊キャンプや車中泊もこれだけの容量があれば安心です。
防災や長期のバンライフにもおすすめ!
大容量&高出力のポータブル電源をお探しの方は、候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか。