こんにちは、パンダ夫婦(@panda_camp_blog)です。
今回はBougeRV(ボージアールブイ)の「Arch ソーラパネル 100W」を本音でレビューします。
今やアウトドアだけでなく、電気代高騰の背景から、節電対策アイテムとしても注目のポータブル電源やソーラーパネル。
メーカー各社から様々な製品がリリースされていますが、BougeRVのソーラーパネルは特に性能が高いと評判なことでも有名です。
実際使ってみた感想も、ほぼ全ての面において最高クラスの性能を実感することができ、かなりおすすめできる製品だと感じました。
ただし、気になった残念ポイントもありましたので、そういった部分もしっかりお伝えします。
この記事は、BougeRV様より製品をご提供いただき作成しています。
提供していただいた製品ですが、良い面も気になった点も正直に、1ユーザー目線を心がけて執筆しておりますので、購入時の参考になれば幸いです。
BougeRVについて
BougeRV(ボージアールブイ)は、2017年に設立されたアウトドアメーカー。
ポータブル電源やソーラーパネル、車載冷蔵庫 (ポータブル冷蔵庫)などのアウトドアや防災時に役立つアウトドアアイテムを中心に、アメリカをはじめ世界約50カ国に市場を拡大している大人気ブランドです。
日本法人は2022年東京都台東区にBougerv Japan株式会社が設立されました。
では、Archソーラパネル 100Wについて詳しくチェックしていきましょう。
Arch ソーラパネル 100Wの特徴
製品開封の様子
製品は折り曲げずに届くので、パッケージはかなり大きめです。
開封してみると、全面に緩衝材で保護されているのがわかります。これだけしっかり保護されてあれば、運搬時の衝撃による破損も全く心配なさそうですね。
内容物は、Archソーラーパネル 100W本体とユーザーマニュアルのみ。
MC4コネクタがパネルに固定されています。
MC4コネクタが備わっていますが、MC4コネクタからポータブル電源への変換ケーブルは付属していません。
ポータブル電源に付属の変換ケーブルを使用するか、または別途準備する必要がある点は注意が必要です。
この製品に限らず、最近はほぼ変換ケーブルは付属されておりませんが、念のためお伝えしておきます。
製品のサイズ感
本体横幅1005mm×縦幅602mmそして厚みは2.1mmと極薄のソーラーパネル。
重さも1.73kgと同タイプの製品と比較すると、かなり軽量の部類に入ります。
軽量で持ち運びも楽々なので、キャンプやアウトドアなどにも最適です。
世界トップクラスの変換効率
一般的なソーラーパネルは15~20%ほどの交換効率ですが、BougeRV Arch ソーラパネルの交換効率は23%という世界トップクラスの数値を誇ります。
太陽光のエネルギーをどれだけ電気エネルギーに変換できるかを表した数値のことで、パーセントで表記されます。
この数値が高いほど、それだけたくさんの電気を作り出すことが可能です。
世界最高クラス!!
フレキシブルに使用可能
Archソーラパネル 100Wは、特殊なガラス繊維材を使用し、丈夫さと柔軟性を兼ね備えています。
この技術により、ガラスの耐衝撃性を保ちつつ270度の曲げにも対応。
この特性を活かし、これまで取り付けが困難だった車の屋根や窓など、さまざまな曲面にも気軽に、そして簡単に取付可能です。
IP68防水規格
IP68は防塵・防水性能において最高クラスのスペックを、野外に設置するだけで最高の保護を得ることができてしまいます。
あらゆる天候にも対応し得る、最強クラスの性能が備わっているので、長期の屋外での使用にも耐えます。
あらゆる面でハイスペック!
直径1cmのハトメが6箇所に付いており、あらゆる場所にビスやボルトでガッチリと固定することが可能。
高い耐久性で末永く使える
BougeRVのソーラーパネルは衝撃にも強いんです!
ほとんどの他社製品は衝撃を受けると、基盤の破損などが原因で出力の低下がみられますが、BougeRV「Archソーラパネル 100W」は打撃後もほとんど変化なく、高出力をキープしたという実験結果も。
BougeRVフレキシブルソーラーパネルには、25年の出力保証が付いています。これだけ長期間の保証があるのも「品質に自信のある証」と言えるのではないでしょうか。
長期間使えるので、結果コストパフォーマンスが上がりますね!
使用感レビュー
製品の魅力や特長をお伝えしましたので、ここからは実際に使用してみた様子をお届けします。
同社のポータブル電源Fort1000を使用して、検証を行いました。
湾曲した場所へ設置
BougeRV「Archソーラパネル 100W」の最大の特徴と言える270度曲がるフレキシブルさを活かして、色々な場所に設置することが出来ました。
▼ルーフ部分
緩やかな湾曲したルーフ部分も、形状に沿って隙間なくピッタリ吸い付くようにフィット。
▼ボンネット
わが家の車のボンネットにはエアインテークがあり、少し複雑な形状ですが全く問題なく設置できます。
▼フロントガラスなど
固定化せず、頻繁につけ外しする場合はフロントガラスが安定感があって一番良かったです。
ソーラパネルの裏面に小石などが挟まっている場合、車体やフロントガラスを破損してしまう可能性もゼロではないのでご注意ください。
▼物干し竿
ハトメ部分にカラビナやフックで引っかけて、物干し竿などに吊るして使う事も出来ます。
軽量でフレキシブルな材質なので、キャンプシーンの場合テントやタープの上など、ソーラパネルが置けるスペースさえあれば、場所を選ばず設置できるはずです。
実際にポータブル電源を充電してみた
使い方はとっても簡単。ソーラーパネルのMC4コネクタとポータブル電源に付属されてある変換ケーブルを繋ぎ、ポートに差すだけです。
- 時期 12月
- 時刻 11:00頃
- 天候 晴れ
- 気温 18℃前後
まずは、車のルーフ部分に置いて検証。ご覧の通りルーフキャリーのあるせいで影になる悪条件ながら60W前後(最大67W)の出力を得ることが出来たのは予想外でした。
- 時期 12月
- 時刻 12:00頃
- 天候 晴れ
- 気温 18℃前後
続いて、車のボンネット部分に影が出来ないように平置きで検証。
数値は86~90W前後を測定し、スペック通りの高出力を得ることができました。
軽量な100Wタイプでこれほどの数値が出せれば、連泊キャンプの時に日中充電するのにちょうど良いスペックではないでしょうか。
残念ポイント
ここからは、BougeRV「Archソーラパネル 100W」の残念ポイントもご紹介します。
コンパクトにならない
Archソーラパネル 100Wは270度曲がるフレキシブルさが魅力ですが、折り畳んだり、丸めてコンパクトにすることは出来ません。
軽量で厚みこそ無いものの、持ち運びの際は嵩張りますので注意が必要です。
また、取っ手も無いので、持ち運び時は少し不便さを感じるかもしれません。
持ち運びやすさ重視なら、折り畳みタイプがおすすめ。
剝き出しのコネクタ
パネルに固定されている、MC4コネクタが剝き出しの状態で、ぶらぶらしてしまう点が個人的に気になりました。
固定する収納バンドなども備わってないため、この点は各自で対策する必要があります。
繰り返し使える収納バンドで対応しました
製品スペック
BougeRV「Archソーラパネル 100W」 |
---|
製品サイズ(縦幅×横幅×厚み) |
1005×602×2.1mm |
重量 |
1.73kg |
最大出力(W) |
100W±5% |
開放電圧(V) |
19.8V±5% |
短絡電流(A) |
6.16A±5% |
付属品 |
本体、ユーザーマニュアル |
まとめ
今回はBougeRVの「Archソーラパネル 100W」を本音でレビューしました。
特徴をまとめると
GOODポイント
- 270度曲がるフレキシブル
- 23%の高変換効率
- 厚みは2.1mmと極薄
- 1.73kgと軽量
- 耐久性が高く衝撃にも強い
- デザインがおしゃれ
- 5年の製品保証&25年の出力保証
気になった点
- 持ち運びは少し不便
- 剝き出しのコネクタ
ほぼ全ての項目で業界トップクラスの性能を誇る、素晴らしいスペックでした。キャンプ時のポータブル電源の充電や節電アイテムとしても、備えておけばマルチに活躍してくれそう!
またデメリットで挙げた携帯性に関しては、キャンプなどで持ち運ぶ場合は、積載時の一番最後に荷物の上に差し込むようにして運搬すれば、かなり軽減になると思います。
末永く愛用できるタフなソーラーパネルをお探しの方は、候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではみなさま、have a nice day!